【三軒茶屋】和風食堂のかき氷、月2回出る新メニューにも注目!

2015/08/11 16:07

和キッチンかんなのおすすめは「あずきマスカルポーネ(800円)」。淡いあずき色の蜜が、丸く盛られた氷にたっぷりとかかっています。マスカルポーネとはチーズの一種で、濃厚なコクと、ほのかな甘みが特徴となります。こちらのシロップはもちろん手作りです。

たっぷりとかかった蜜を口に運べば、素朴な小豆の風味と、マスカルポーネのクリーミーな味わいを感じます。見た目どおりふわりと溶ける氷もあいまって、とても優しい味わいです。

ちなみにかき氷のお店を出すにあたり、シロップだけでなく氷にもこだわりを持ちたいと思った店長・田中さんは、氷の蔵元さんから希少な天然氷をすぐに卸してもらえるよう直談判にいったそう。懸命に説得をし、氷を卸してもらえることになったといいます。

大体毎月2つ新しい味をデビューさせるべく、商品開発をおこなっています。新メニューの考案の際は、ジュースやケーキなど他の食品からインスピレーションを得ることが多いといいます。

三軒茶屋駅を出て歩くこと徒歩20分。コンクリートの外観がスタイリッシュなビルの2階に「和キッチンかんな」はあります。

お店の名前の由来はカンナの花からとったもの「情熱」と「永続」という花言葉を持つカンナの花は、田中さんが自負していた性格を表すことから、看板に掲げることを決めたそうです。

地域密着型のお店をやりたいという想いが昔からあったという田中さん。そのため、駅から少し離れた立地にしたそうです。地域密着型を好む理由を効いてみると、駅前のように立地の良さで集客されるのではなく、店舗の雰囲気や料理の味など、どこかに良さを感じ取って、何度も訪れてくれるお客さんが多いことが理由だとか。

また、かき氷が有名となった今では、近所の人から、噂を聞きつけた全国のかき氷好きの人まで訪れるお店となったそうです。また、日本人のみならず、外国人のお客さんも増えているのだとか。


内観のイメージは「大正ロマン」。柱は古材屋さんから仕入れ、扉やすりガラスもアンティークのものを使用した、趣のある空間に仕上がっています。

今後の展開としては海外進出を考えているという「和キッチンかんな」。日本を超えて、海外でもかき氷には注目が集まっており、実際海外での店舗展開の話をもらうこともあるのだとか。日本では行列の絶えない名店が、海外の文化に触れてどのように発展していくのでしょうか。

この記事のプレース
和キッチンかんな
東京都世田谷区下馬2-43-112F
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