公園散策20年のマイスター直伝!東京公園ガイド - vol.23-

【東京】ホタルが棲む小川で遊ぼう!自然豊かな野川公園

2016/07/07 13:08

西武多摩川線「新小金井」駅または「多磨」駅から徒歩15分。野川公園内には、多摩川の支流である小川「野川」が流れ、湧水や雑木林など武蔵野の自然が溢れています。実は野川公園の前身は、隣接する国際基督教大学のゴルフ場。自然豊かでありつつ、きちんと整備されたエリアもあり、バーベキューや遊具広場も楽しめる気持ちのいい場所です。広々とした芝生はピクニックに最適。

<野川公園のpoint>
・虫取り網を持参して、ザリガニやヤゴなど水辺の生き物がいる川を探検しよう
・使用料無料でバーベキューを楽しもう。周辺には売店、駐車場、トイレもあって便利
・野川と「わき水広場」で水遊びを満喫しよう
・四季ごとにキレイな花や昆虫がいっぱい!「自然観察園」を歩こう


246号線(東八道路)の南側には、正門前に広がる「大芝生」、その横にアスレチック遊具がたくさんある「わんぱく広場」、バーベキュー場やテニスコートなどがあり、北側には野川や「自然観察園」があります。どちらにも広々とした芝生と豊かな木々があって、緑の中で気持ちよく過ごせます。

アスレチックやバーベキューを満喫!賑やかな南エリア

野川公園の正門近くには、授乳室を備えた清潔なサービスセンターと売店があります。売店ではおにぎりや焼きそばなどの軽食、フリスビーなどの遊具、バーベキュー用の炭やアルコール類を販売しています。園内の売店はここだけなので、最初に必要なものを買い揃えておくといいでしょう。


売店の前には芝生の広場が広がっていて、ひなたぼっこやピクニックが楽しめます。テントやサンシェードの使用は禁止されていますが、豊かな樹木で木陰には事欠かない他、あちこちに東屋やテーブル&チェアがあるので快適です。


芝生広場の隣には、ターザンロープや平均台、複合遊具などがある「わんぱく広場」があり、思う存分遊べます。遊具の多くは細長い芝生エリアに点在しているので、子どもを見守りやすいのがポイントです。


小さな子が挑戦できる遊具がいっぱい。種類が多いので、来園者が多いときでもあまり待たずに遊べるのがありがたいところです。


最初から最後まで落ちずに行けるかな? ロープや丸太橋を渡るアスレチック遊具は、やりきりたい!という負けん気の強い子どもに人気。できるまで何度も頑張る子どもを見かけます。


ちょっと高さのある場所に設置されたトンネル遊具は、真ん中に窓が付いているのが特徴。高さがちょうどいいのか、小さな子にとっては家みたいな感覚らしく、なかなか出て来ないこともあります。


ここのターザンロープはロープの位置が低めなので、小さな子がトライするにはちょうどいいかもしれません。


複合遊具やスプリング遊具もあって、アスレチックが好きではない子も楽しめます。強い日差しの下ではしゃぎまわっても、生い茂る木々がつくる木陰で涼めるので安心です。


どこに行ってもシーソーは人気がありますね。ここのシーソーも、混んでいるときは順番待ちをしている子たちを見かけます。


ヒマラヤスギの森にあるバーベキュー広場は人気が高く、休日は多くの人で賑わっています。利用料はかかりませんが、予約が必要。1カ月前から予約できるので、早めに連絡するといいでしょう。


園内にはテニスコートやテニスの壁打ち場があり、大人から子どもまで幅広い世代が汗を流しています。混雑時は1人30分交代となりますが、壁打ちは無料です。

小川で水遊びを楽しもう!豊かな自然が魅力の北エリア

正門や駐車場から近い南エリアに対し、正門から遠い北エリアは静かでのどかな雰囲気。野川はコンクリートで護岸されておらず、ほぼ自然のままの姿を保っています。


両脇に雑草が生い茂る小川で、夏は網を手にしたお父さんや男の子が、ザリガニやゲンゴロウなど水辺の生き物を探して水の中をのぞいています。お父さんの方が夢中になっていることもしばしばですが、そんな姿も子どもには魅力的なのかもしれません。南北のエリアを結ぶくぬぎ橋の近くには、幼児が楽しめる「わき水広場」もあります。


川岸の散策路を歩きながら遠くへ目を向けても、視界に入るのは空と川岸の木々だけ。ここが公園の中だということを忘れてしまいそうな景色が広がっています。


野川の片岸は湧水を集めた湿地になっていて、大部分はフェンスで囲まれた「自然観察園」として保護されています。無料開放されているので、ぜひ中に入って探検を楽しんで。

湿地部分には木道が設けられ、カタクリ、オドリコソウ、フデリンドウなど四季折々の可憐な花を観察しながら快適な散策が楽しめます。ホタルの棲む場所として知られる他、9月にはヒガンバナを目当てに多くの人が訪れます。


「自然観察園」の対岸には「自然観察センター」があり、野鳥や植物の種類がわかりやすく紹介されている他、昆虫の標本なども見ることができます。昆虫の観察会などのイベントも充実しているので、近くまで行ったら立ち寄ることをおすすめします。


野川沿いにも芝生広場が広がっています。南エリアの芝生広場「大芝生」が比較的平坦なのに対し、こちらはなだらかなアップダウンがあるのが特徴。

武蔵野の豊かな自然に触れられる、水と緑の公園

楽しいアスレチック遊具に、昔ながらの川遊びと、楽しみがいっぱいつまった場所。自然観察園の北端には、観察窓から野鳥が観察できるバードサンクチュアリもあり、運が良ければカワセミを見ることもできます。調布飛行場から飛ぶセスナ機を間近に見ることができるのも魅力。お弁当と着替え、そして虫取り網を持って、ぜひ家族で出かけてみてください。

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この記事のプレース
都立野川公園
東京都調布市野水一・二丁目、東京都小金井市東町一丁目、東京都三鷹市大沢二・三・六丁目
詳しい場所を確認する
この記事を書いたライター
フリーライター。1976年生まれ。広告制作会社、新聞社等の勤務を経て独立。飲食店取材や街頭インタビューで都内を駆けまわる一方、休日は愛用の一眼レフを手に山や植物公園に出没。公園巡りを始めて20年余。季節ごとの魅力や楽しみ方を知り尽くした「公園マスター」。東京都内の公園はすべて網羅し、公園ごとのオリジナル料理や飲み物、巨木は必ずチェックしている。旅と自然を愛し、ヨーロッパ諸国の他、アラスカやボルネオへの渡航経験がある。主な執筆ジャンルは食、自然、健康など。
<連載> 公園散策20年の公園マイスター直伝!東京公園ガイド
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