昔と比べると、ベビーカーの性能はどんどん上がり、赤ちゃんの乗り心地はもちろん、ベビーカーの押し心地や走行性なども改善されています。
代官山には、ベビーカーで有名なブランドが多数店を構えていて、「ベビーカーを買うなら、代官山!」と言いたくなるくらい、さまざまなベビーカーを押し比べることができます。新生児から1歳近い赤ちゃんと同じくらいの人形を用意してある店舗も多く、お試し走行をするときも、どんな感じかを頭の中でシミュレーションができます。
ベビーカーは頻繁に使うものなので、赤ちゃんのためにも納得のできるベビーカーを探していきましょう。
抱っこひもとベビーカーのコラボでより快適に
アップリカでまずチェックしたいのは、新生児から使える、専用の抱っこひもがセットできる「キャリートラベルシステム」対応のベビーカー。これはアップリカにしかない組み合わせで、使ってみると楽チン! 赤ちゃんがベビーカーでぐずったらすぐにそのまま抱っこでき、逆に抱っこひもで寝んねしてしまったら、そのままベビーカーへ。実際に試してみると、その快適さが分かりやすいかもしれません。
また、一番人気のベビーカーを赤ちゃんの重さの人形を乗せて試したのですが、まず押し心地が滑らか! ハンドルを前後切りかえてみると、自動で手前の車輪が固定され、後方の車輪が回転するので、対面でも背面でも押し心地がスムーズ! 操作が面倒だとそのままにしてしまいそうですが、これなら簡単に対面・背面が使い分けられそうです。アップリカならではの車体の振動を抑える構造や、小児科医や理学療法士と開発したというマットレスなどで、赤ちゃんの乗り心地も抜群。実際のマットレスも触ってみると厚みがあり、しっかりしていて安心感があります。
ちなみに、アップリカ代官山でベビーカーを購入すると、幌の部分に名前や文字を刺繍して貰えるサービス(有料)があります。実際の刺繍入りベビーカーを見せて貰ったら、オシャレなワンポイントになっていて、おすすめ! アップリカ代官山店ではアップリカのベビーカーが揃っていて、お試しができます。「ベビーカーに赤ちゃんを載せて路上を散歩できる」試乗会も不定期に行っているので、アップリカHPで要チェックです。
レンタルバギーで走行をじっくり確認!
エアバギー代官山でぜひやってみたいのが、“街中でのお試し走行”ができる「レンタルバギー」(有料)です。5時間ほどレンタルをさせてくれるので、代官山の街や、近くにある公園に散歩に行き、その使い勝手を十分に感じることができます。試し走行のとき、凸凹道をあえて通るとエアタイヤの振動吸収性の良さにも気が付くでしょう。スタッフ全員がベビーカーのプロなので、どのベビーカーがライフスタイルに合うかも教えてくれるので、いろいろ聞いてみましょう。
エアバギーのベビーカーの特徴といえば3輪スタイル。3輪スタイルだからこそ、前に進む力が伝わりやすく、小回りがしやすいとのこと。試し押しをさせてもらうと、「片手でも自由に操作ができる」ことには驚き! スムーズに動かせて小回りもきくので、その操作性に夢中になってしまいます。
また、ブレーキが付いているベビーカーがあるのも、他店にはない特徴です。特に、坂道が多い地域に住んでいるママには、下り坂はベビーカーや赤ちゃんの重力がかかってしまって大変なことに。雨の日は尚更です。ブレーキがあればちょっと安心できますよね。また、ヨーロッパで大人気、新生児から使用できるチャイルドシート「マキシコシ」に対応し、ベビーカーにそのまま装着ができるのも便利! 外せばベビーキャリアやバウンサーにもなってくれるので、ベビーカーと合わせてチェックしたいベビーグッズです。
目の前のアドレスプラザ広場でお試し走行ができる
お店前の広場で、全てのベビーカーがお試し走行ができるブロッサム39。ベビーカーは5社から取り寄せたインポートものが多く、どれも優れた性能を持っています。特に「バカブー」というオランダブランドのベビーカーは全種類が揃っていて、日本でも数少ない店舗の一つです。
広場で、試しに赤ちゃんと同じ重さの人形を乗せてベビーカーを押してみると、片手でもスムーズに操作ができて、押し心地良し! タイヤが小さめなので、衝撃吸収能力はどうかと疑問でしたが、タイヤに小さいバネが入っていて、きちんと衝撃を吸収! パンクの心配がないタイヤなので、日常生活も安心です。
また店頭で目を引いたのが、ドイツブランドのABCデザイン「ズーム」。双子用の縦並びベビーカーです! 通常横並びになっている二人乗りは見かけますが、縦二人乗りのベビーカーは珍しい! 早速押してみたのですが、思ったよりも軽快に動き、操作は問題なし。前のシートを対面に動かせば、子どもが向き合って乗る形に早変わり。兄弟姉妹でも乗ることができるので、これで移動すれば楽しいおでかけになりそうです! インパクトも大なので、人と違うベビーカーを求める人はぜひ、お試し走行をしてみてほしいと思います。
マキシコシで新生児から使用可能! 兄弟でも乗れるベビーカー
二人乗りができるベビーカー、イギリス発の「マイクラライト」の日本正規総代理店のダッドウェイ。別売りのアダプターを使用すれば、人気のチャイルドシート「マキシコシ」などと組み合わせられ、車からマキシコシごと下ろして、そのままベビーカーに取り付けられるのでとても便利! 子どもの成長に合わせて形を変えて使用できるベビーカーです。
ちょっと驚いたのが、ベビーカーの後ろのライダーボードが標準装備してあるということ。兄弟でベビーカーに乗りたい時、上の子が立ち乗りできるなんて、遊び心があっていいですよね。もちろん後ろに座るシートを付けて二人乗りもできます。兄弟といっしょに来店したら、後ろに試し乗りしてみてもいいですね。また、後輪のタイヤはホイールも大きくて、悪路の衝撃をしっかり吸収してくれる空気タイヤを使用! 試し押しをしてみると、ハンドルの高さなども変えられて、スムーズに動きます。これなら二人で乗っても、問題なくベビーカーを走行できそうです。
メンテナンスは国内で万全! 岐阜県発のベビーカー
岐阜県で作られた国産ベビーカーを売っているのは代官山ではここだけ! 競技用の車イスを作っている会社がフレームを制作しているので、「競技用車イスの技術が生かされているベビーカー」というところがポイントです。店には二種類のベビーカーが置いてあるのですが、特に後輪がハの字型についているものは、アウトドアを意識。どんなシーンでも安定した走りをしてくれます。確かに、競技用の車イスはタイヤがハの字型についていますね。後輪の12.5インチのエアータイヤは大きくて迫力がありますが、ガッチリしていて乗り心地が良さそう! 店のベビーカーエリアには十分な広さが用意されているので、試し操作が自由自在。押してみると滑らかに動き、小回りもききました!
シートはハンモックのような形をしていて、シートを全部洗えるのが、ママにとってはうれしいところ! 菌の温床になりやすい部分なので、清潔にしておきたいですよね。国産ならでは、アフターケアやメンテナンスも国内工場にて行っているとのこと、定期的にチェックしてもらえるのは頼りになります。面白いと思ったのは、荷物置きの部分の黒いカゴ。買い物カゴのような大きさと形なので、大きなママバックも入って大助かりです!
片手でも楽々走行! 自社ブランドと海外ブランドの両方を比べられる
自社製品のベビーカーと正規輸入代理店として海外ブランドのベビーカーの両方を選べるのがポイント! 出産前の来店でも、ダミーの人形を入れて全てのベビーカーの押し心地を確認できます。一番人気のイタリア製ベビーカーは、イタリアで半世紀以上の歴史をもつベビーカーブランドのもの。かわいらしい人形のhagmeちゃん(7kg)をベビーカーに寝かせて片手押ししてみると、操作はスイスイできてしまい、片手でも自由自在に動かせます。走行性が良く小回りがきくので、赤ちゃんとの街中散歩も楽にできそう! 大きさも駅の改札が通れるサイズなので駅をよく使うママも快適に使えます。
また、シートの部分を取り外して、前後を変えると、対面と背面が入れ替わります。スタッフさんに見せてみらいましたが、付け変え方がシンプルなので、分かりやすくていい! タイヤも、軸にボールべアリングが入っていて、イタリアの石畳が多い地域でも余裕で走行できる造りです。
自社ブランド「ハグミー」からもベビーカーが出ていて、大型タイプですが、凸凹の道でも難なく進めて頼りがいがあります! 室内ではチェアーやバウンサーとして使える機能も。一台で5通りの使い方ができるのも魅力。分からなくならないように、方法をスタッフにしっかり聞いておくのが一番です。
ベビーカーでまず大切なことは、赤ちゃんの環境。シートの通気性やクッション性など、赤ちゃんが心地よくいられるかどうかをママの目で確認しましょう。ベビーカーによっては首がすわってから使えるものもあるので、新生児から使えるかどうかも確認したいところです。また、自分の手で押したり引いたりをして、お試しの操作をしてみましょう。押し心地はスムーズなものが多いのですが、やはり力の入れ具合や、片手で押してみた時の操作性には違いがあります。また、ベビーカー自体の重さも要チェック。マンションで階段を使うような住環境の場合は、機能性よりもまずは軽くて持ち運びがしやすいベビーカー選びが先決です。買い物で重い荷物を運びたいなら、荷物置きが何kgまで大丈夫な作りなのかも確認したいですね。自分のライフスタイルを振り返り、一番合ったベビーカーを選んでいきましょう。