1.赤ちゃんが無理のない態勢でいられるか
2.抱っこひもを装着したときのフィット感
3.抱っこひもの疲れにくさ
4.ポケットやその他の機能性を確認
毎日のように使う抱っこひもは、新米ママにとって慎重に選びたいところ。実は新生児から使うのか、どんなシチュエーションで使うのかなど、重要なチェックポイントがいくつもあるのです。「ブロッサム39」の金井さんに、「失敗しない抱っこひもの選び方のコツ」を伺います。
まず「赤ちゃんが無理のない体勢でいられるか、安全性はどうか」が重要です。
首のすわっていない新生児ならば、きちんと支えがされているか。赤ちゃんに合わせた自然な開脚姿勢になるかをしっかりとチェック。赤ちゃんが快適にいられるかどうかを一つ一つ確認をしましょう。
次に「装着のしやすさと身体のフィット感」をチェックしてみましょう。
装着時にきちんと正しいやり方で行えば、全く合わないということはほとんどないのですが、間違った装着を行うと身体の一部分ばかりに負担がかかりやすくなってしまうのです。
大切な「疲れにくさ」ですが、個人によって意見が異なるのです。各メーカーの複数の抱っこひもをチェックして、一番自分に合ったものを選ぶのがポイントです。
どこに負担がかかりやすいのか、長く装着しても大丈夫そうか、無理なく使用できそうかなど、使用感を確かめておきましょう。まずはお試しの装着をして、赤ちゃんと同じくらいの体重の人形を使って実際抱っこしてみるのが良いでしょう。
「暑い時期に多く使用しそうなら通気性の良いもの」、「ファッションセンスに合わせるならスタイリッシュなもの」、「お父さんもいっしょに使うならば調節しやすいもの」というように、育児の環境によって抱っこひもの選択は変わってくるでしょう。シチュエーションによって複数の抱っこひもを使い分けている人も多いです。
例えば家で家事をしながらも抱っこひもを使いたいならば、かさ張らずに簡易的に使えるタイプが便利。外出時に使う抱っこひもと別に用意しておくと、使いやすいですよね。横抱きやおんぶなど、行いたい体勢に使えるかどうかも重要です。
装着方法は店のスタッフにしっかりと確認し、フィット感も抱っこひもを装着して体験するのが大切です。腰が痛くなったり、肩が凝ったり、紐が食い込んできたり…。これではせっかく買った抱っこひもでも、使うのが億劫になってしまいます。
毎日のように使う抱っこひもだからこそ、いろんな面をまんべんなく見て、慎重に選んでいきましょう。
「ブロッサム39」スーパーバイザー 金井朝子さん
ブロッサム39池袋店の店長として一通りの仕事を経験、現在はすべての店で活躍するSV(スーパーバイザー)。さまざまな店を回っており、代官山店には週3日程度いる。一男一女の母でもあり、育児に必要な抱っこひもなどの必需品に対し、「何が重要」で「どんなものが便利か」などリアルな声を届けている。