西池袋公園付近は飲食店が増え、少しずつ賑わいを見せてきているエリア。そこに肉料理を主体としたイタリアンバルがある。焼肉屋を母体にしたそのお店は、炭火グリルを囲んだカウンター席やロフトから店内中央にある厨房でのライブ感のある調理を眺めながら食事ができる。自家製のローストビーフや希少部位の「いちぼ」を炭火でミディアムに焼き上げた赤肉は想像するだけで涎がでそうだ。「グリルド ミート バル タイジュ」のマネージャー・山谷亘さんにインタビューした。
−お店のコンセプトを教えてください
焼肉屋が母体だからこそ出来る肉料理の圧倒的なコストパフォーマンスとイタリアンテイストを加えた前菜やパスタなどの料理の数々。そしてその料理に合うワイン達。カウンターメインのお店で女性一人でも寛げる雰囲気になっています。
−女性一人でも寛げるのは魅力的ですね、内装や雰囲気など、店内の様子を詳しく教えてください
お客様をお迎えするお席は炭火グリルを囲んだカウンター席と、一段上がったロフトのテーブル席。前菜や一品料理をお楽しみいただきながら、メインのお肉が焼きあがるシーンをご覧いただけます。暖色の照明とトーストした木の色との組み合わせが落ち着いた雰囲気を演出しています。
−はじめの質問で「焼肉屋が母体だからこそ」とのことですが、お店で使っているお肉について詳しく教えてください
希少部位である「かいのみ」・「みすじ」・「いちぼ」などの赤身肉をグラム単位で160gよりお好みのボリュームでご提供しています。
「かいのみ」はヒレの近くで1頭から左右1対しかとれません。「みすじ」は牛の肩甲骨の下にあるお肉で、「いちぼ」も1頭から5~6キロ程度しかとれない希少なもの。その他、牛タン、肩ロース、ランプ、ハラミなどの盛り合わせもあり、赤身を炭火でじっくりロゼ、つまりミディアムで焼き上げたお肉が自慢です。
−肉料理を主体にしたイタリアンバルとお聞きしたのですが、お店で人気のメニューがあれば教えてください
低温でじっくり焼き上げた、数量限定「自家製ローストビーフ」がお店の人気商品。また他にもご好評いただいているのが炭火でロゼにグリルした赤身肉、三浦漁港直送鮮魚のカルパッチョ、チーズリゾット・トスカーナ風煮込みソース添えなどです。
−「ワイン」にも特化しているそうですが、どのようなワインを扱っていますか?
イタリアの北から南まで20州のワインを常時70種ご用意しています。スパークリングワイン・赤・白、それぞれボトルで2500円よりお客様のお好みにあったワインをセレクトさせていただいています。肉に合わせるなら、ピエモンテやトスカーナの赤。前菜や魚介類には白のフラスカーティスーペリオーレがおすすめです。
−来店したお客様に、お店でどのような体験をしてもらいたいですか?
誰かに紹介したくなるような料理とお店の雰囲気を味わって頂きたいです。お客様の満足度を第一に考えています。まだオープンして間もないのでお客様の反応をみて日々改善しているところもありますが、メインのお肉とワインを楽しんでほしいです。
−お客さんはどのような方が多いのでしょうか?
平日は20代後半から30の女性を中心に会社帰りの方々などにお食事とワインを楽しんで頂いています。お店が西池袋公園の目の前にあるので、
週末は近隣にお住まいのファミリーや池袋でショッピングの後にご来店くださるお客様が中心です。
−これから初めてお店を利用してみたいと思っている方に伝えたいことはありますか?
池袋駅周辺の雑踏から離れた西池袋公園沿いのレストランです。お一人様からカップル、会社帰りのご会食。また、ご家族でのお食事と様々なシーンでご利用いただけるお店です。前菜からメイン迄、イタリア料理のエッセンスと焼き肉屋が目利きしたローストビーフと炭火グリルをお楽しみください。
−最後に、山谷さん個人的なご意見で大丈夫ですので、お店のメニューで好きな物や魅力を教えてください
お店の魅力は、真心込めたおもてなしと素材を生かしたイタリア料理とメインのお肉です。限定ではありますが「自家製ローストビーフ」と〆の「チーズリゾット」は是非お店で堪能していただきたいです。