浅草に”民謡の店”なるものがあるのをご存知だろうか。「民謡の店 みどり」は、民謡歌手である女将のみどりさんの唄を始めとした、本格的な民謡が生で楽しめるお店。自然と心揺さぶられるものがあるのか、お客さんも一緒に唄いだす方が多いという。日本人なら思わず手拍子してしまう、初めて出会った曲にも懐かしさを感じてしまう民謡。こちらのお店でどんな楽しい時間が過ごせるのか、同店の佐々木 勝弘さんにインタビューした。
−「民謡の店 みどり」とはどんなお店でしょうか
民謡が聴ける・唄えるお店です。津軽三味線も楽しんでいただけます。民謡を聴いたり、唄ったりしながら秋田のお酒、料理を召し上がって、楽しく過ごして頂ければと思います。ショーは、お客様のご希望により時間に関係なく行っています。まずは民謡を聴いたり唄ったりと、生の唄と演奏を身近に感じてほしいと思っています。
−具体的にどのような民謡が聴けるのでしょうか
本荘追分(秋田県)、秋田船方節(秋田県)等、秋田県の民謡を中心に道南口説節(北海道)、外山節(岩手県)、市川文珠(山梨県)他、各地の唄を聴いていただけます。
−民謡を唄っているのはどのような方々ですか
民謡歌手として女将の小松みどりはビクターレコード専属です。若女将の内山久子は数々の民謡大会にて優勝しています。さらに津軽民謡の唄い手、須藤圭子がおり、皆プロの歌手としても活動しております。
また、演奏者も津軽三味線大会の優勝者や入賞者などもおります。
そして、修行を重ね数多くの舞台を経験しています。
−佐々木さん自身は、民謡の魅力はどんな点だとお感じですか
民謡は、リズムというかノリが日本人に宿っているものかなと思います。最近ではあまり聴かれなくなった民謡も、イベント会場等で演奏されると立ち止まって手拍子をする。普段聞く音楽と違ってもその手拍子のノリは日本人独特のものだなぁと思います。それがとても心地いですね。
−お客さんはどんな方が多いのでしょうか
古くからの常連さんが中心で、60代位からの方が多いですね。
最近は若い方も増えてきています。東京に観光で来られた地方の方も多く、特に東北出身のかたは多いです。
−お店の人気メニューも教えてください
秋田県の名物でも、ある「きりたんぽ」ですね。以前は鍋でお出ししてましたが、今はお椀で提供させております。