【原宿】エスニックの食文化と美容・健康文化を体感するサロン

2016/01/20 11:44

原宿の裏原エリアにある「Pont D'or」は、エスニック料理を専門にカリキュラムを提供する、珍しいクッキングサロンだ。また、料理のカリキュラムとともにタイ式ヨガも楽しむことができる。「食文化だけではなく、美容文化・健康文化も体感して頂ける複合的サロンを目指したい」という代表・青山美恵子さんにお話を伺った。

Pont D'or代表の青山美恵子さん

エスニック料理だけでなくヨガも一緒に体験できる!

−こちらのお店のコンセプトについて教えてください

当店は、エスニック料理専門のクッキングサロンです。「文化を味わうクッキングサロン」をコンセプトにタイ料理・ベトナム料理を中心に、食文化を通じて、各国の文化を広く知って頂きたいと思っています。また、食だけでなく、美容や健康にも敏感なお客様へタイ式ヨガを提供し、フルにエスニック文化を体感していただけたらとサービス展開しています。忙しいお客様がとても多いので、サロンに来ていただいている時間は、趣味の時間・楽しみの時間として過ごして頂けるように、寛げるようなソファースペースやドリンクの種類も豊富にご用意して、コミュニケーションを図っています。

料理教室のイメージをガラリと変える、くつろげる空間だ

−サロンを始められたのは、どのようなきっかけからだったのでしょうか?

このサロンを始める前はOLだったんですが、学生時代に途上国開発の研究をしていたり、NPOのインターンとして赴任していたこともあり、途上国を身近に感じていました。その中で、もっとたくさんの人に途上国を身近に感じて頂きたいという想いを持つようになりました。まず、知って頂ける場を作りたい、そして、美味しいご飯は団欒というコミュニケーションを生み出してくれると考え、料理サロンの運営を決めました。

−「教室」ではなく「サロン」と呼んでいるのはその様な思いからなのですね

その通りです。「料理教室」というと、家庭科室や調理室のようなイメージをされる方もいらっしゃると思いますが、Pont D'orは「くつろぐ」、「楽しむ」、「和む」といったコンセプトにしたかったので「サロン」としました。仲の良い友人の家に、美味しい食事を食べに遊びに行ったような雰囲気を感じて頂けると嬉しいです。実際会員の方からは「なんだか落ち着く」、「きれいだし、広いから過ごしやすい」といったご意見を頂いているので、とても嬉しく感じています。

−料理教室とヨガがセットになっているとのことですが、どのように利用するのでしょうか?

料理サロンは4回、8回、12回の回数制コースになっています。その回数に応じて、自由にレッスンがある日に予約して頂けるシステムになっています。ヨガは、料理レッスンとは別枠に週1回固定日で設けているので、空いている時に自由に受けて頂けます。料理コース有効期間内であれば、自由にご利用頂けます。お料理という食文化だけではなく、ヨガを通じて美容文化・健康文化も体感して頂ける複合的サロンを目指しています。

ヨガは自由に受けられる

基礎からアレンジまで、本場の感覚をコースで学べる

−青山さんは、タイ料理・ベトナム料理にどんな魅力を感じていらっしゃいますか?

タイ料理とベトナム料理、似ているようでやはり違うものです。タイ料理に関していえば、酸っぱい・辛い・甘い・苦いが、どの料理にも融合されている点は本当に素敵だと思います。ベトナム料理は、地域によって風味や味付けも全く異なりそれも魅力的です。そしてどちらも最終的に自分好みにカスタマイズできるところや、色々なスパイスや食材の風味を生かしつつ、美味しさを引き出すところに魅力があると感じています。

タイ料理のグリーンカレーとフルーツサラダ

−サロンには、初心者向けのコースなどもあるのでしょうか?

初心者向けコースというのは設定していないのです。というのも、エスニック料理は他の料理と異なり、大きなレベルの差はそれほどありません。もちろん、基礎的に知っておくと便利なことはたくさんあります。それは毎回料理に応じて必ずポイントをお伝えしていきます。タイ料理とベトナム料理をそれぞれしっかり学ぶことはもちろん可能です。タイ料理は、辛いものがお好きな方、パクチーがお好きな方などにオススメです。ベトナム料理はハーブ料理をマスターしたい方、ヘルシーなエスニック料理をマスターしたい方にオススメです。

ベトナム料理の青パパイヤサラダとバインセオ

−人気があるのは、どのようなカリキュラムのコースですか?

最近パクチーがとても人気なので、タイ料理コースが人気ですね。タイ料理コースでは、ガパオやトムヤムクン、カオマンガイ、パッタイなどの人気ラインナップがあります。難易度はどれもそこまで高くありません。コツやポイントをちゃんと掴めば、誰でも美味しく作ることができます。どのコースも、メニューラインナップは基礎的に知っておくとよいもの、知っておくとアレンジがきくものをそれぞれ揃えています。グリーンカレーやフォーなど、お店によくあるメニューはほぼ網羅していると思います。

−人気がある料理は、現地で一般的な料理なのですか?

どれもポピュラーな料理です。例えば、フォーであればベトナムの朝食や昼食によく食べられています。パッタイやガパオなども、昼食や夕食によく食べる料理です。現地の方が普段食べる料理をご紹介するからこそ、現地の食文化に触れる機会にもなりますし、美味しさを感じることができると思うので、あえてそのようなラインナップを揃えました。また、会員の方からも家庭料理を習いたいというお声をよく頂きます。お店で出されるような料理から、そうではない家庭料理まで、本場の感覚に触れながらレッスンしたいというリクエストに、なるべくお答えするよう努めています。

左から、タイ料理を担当するモモコ先生とベトナム料理担当のトア先生。それぞれに先生がいるので安心だ。

−季節のイベントなどのアレンジ料理を学ぶといった、特別カリキュラムなどもあるのでしょうか?

タイやベトナムは仏教徒が多いので、クリスマスに特別な料理を食べるといった文化はありませんが、季節ごとの旬はあります。それも含めてコースレッスンの中で、月間スケジュールを見ながら季節に応じてカリキュラムを組むようにしています。

誰でも楽しめるようにコミュニケーションを重視した少人数制

−レッスンは、どのぐらいの人数で行われるのですか?

1回のレッスンの定員は8名です。コミュニケーション重視した少人数制をとり、お一人お一人と大切に接するようにしています。どんな方にもできる限り楽しんで頂きたいので、こちら側から積極的にコミュニケーションを取るようにしています。

−生徒さんには、どのような方が多いですか?

主婦の方から社会人の方まで幅広いです。主婦の方向けには、平日の昼間にブランチコースとしても開講しています。社会人の方は、平日夜か土日にレッスンを受けられる方が多いですね。年齢も動機も様々な方がいらしてくださっています。

みなさん真剣に先生のことばを聞いているよう

−生徒さんとの交流をする中で、何か喜ばれたことなどありますか?

お誕生日月のレッスン時に、サプライズプレゼントをお渡ししたらとても喜ばれましたね。また日頃のレッスンでも、手に入りにくかったり、揃えるのが大変な食材を小分け販売したり、食材店をご紹介するようにしたところご好評頂きました。

楽しそうな試食の時間!

−最後に、サロンを通じて皆さんにどんな体験をしてもらいたいとお考えですか?

レッスンの中には、初めて見る食材や調理器具もきっと出てくると思うので、ぜひ手に取って味見をしたり、使ったりしてみて頂きたいです。分からないことは講師の先生がきちんと説明しますし、興味を持って頂くことが一番だと思うので、ぜひ様々なお料理にトライして頂きたいです。


この記事のプレース
Pont D'or
東京都渋谷区神宮前3-21-2 原宿パレス4-E
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