大阪・京橋中央商店街から一本路地を入ったところにある「SHOOTING BAR FIVE」。実際に店内でシューティングを楽しめる新しいタイプのバーだ。この店には、ベテランから初心者まで様々な人が集い、非日常を楽しんでいる。「サバイバルゲームはそんなに敷居の高いものではないと知ってもらいたい」という店長・竹内健太郎さんにお話を聞いた。
−こちらのお店のコンセプトについて教えてください
エアガン+バーという新しい形のアミューズメントバーです。約5mのシューティングレンジを併設し、現在サバイバルゲームなどで実際に使用されているエアガン(電動ガンやガスガン)を使用して、実際に店内でシューティングを楽しめるという新しいタイプのバーとなっています。
−お店の雰囲気を教えてください
店内のインテリアは基本黒で統一し、壁などいたるところに銃を飾って、少々怪しげな感じを演出しています。クールな印象ですが、友達の家を訪ねた時のように、ちょっとした緊張とワクワク感を楽しんでいただければと思います。
−お店には何種類ぐらいのエアガンがあるのですか?
現在は40種類以上のエアガンをご用意しています。中でもSHOEI製のMP44はとても貴重なエアガンです。パワーソースにコンプレッサーを繋ぎ、エア圧で真鍮製の巨大な内部ユニットを動かすので、非常に強烈なリコイルを楽しむことができます。そのほかにも、様々な本格的なエアガンを楽しんで頂けます。
−初心者や女性にも撃ちやすいエアガンもありますか?
基本的にエアガンというのはどれも同じです。トリガーを引けば、弾が出る装置に過ぎません。違うのは見た目くらいなので、カッコイイ!と思ったエアガンを選んでもらうのが一番だと思います。当たるか当たらないかは別として、中には軽いものもあるので、そういうのは初心者向けなのかなと思います。
−どのようにシューティングするのでしょうか
シューティングレンジは5mほどで、同時に2人まで射撃を楽しむ事が可能です。ターゲットも色々あるので、その時の気分によって選んでもらう事ができますよ。
−料金システムについて簡単に教えてください
チャージ料金に、1ドリンクとシューティング1回分(25発)が含まれていますが、それ以降のオーダーはメニューに記載されている値段でのご提供になってます。1回じゃ撃ち足りない方は追加で「弾」を買って頂ければ心行くまでシューティングを楽しむことが可能です。メニューも、フード、ドリンクともに多種多様なものをご用意しております。
−お客さんはどんな方が多いですか?
本当に様々なお客様にご利用頂いていると思います。お酒を飲みながら自分のエアガンのメンテナンスをする方、ひたすら撃ちまくって練習している方、仲間内でワイワイ飲みながら腕を競い合う方、マニアックなトークをひたすら楽しんでいる方…当店の楽しみ方は、お客様が決める事なのかなと思います。
−お客さんとの交流会には、サバイバルゲームを開催しているそうですね
はい。シューティングの”撃つ”という体験のみでなく、”撃ち合う”という体験をしてもらおうと、お客さん達を店の外へ連れ出して、一緒に楽しみます。これによって参加者も徐々に増え、お客様同士が友達になったり、とても喜ばれています。
−サバイバルゲームは危ないとのイメージがあるのですが
このお店も、「サバイバルゲームとは、実はそんなに敷居が高いものではないよ」ということを色んな人に伝えてたいと思い、始めました。サバイバルゲームの楽しさは、迷彩服に身を包み、エアガンを首からぶらさげ、荒野で人と撃ち合うという非日常体験・非現実的な空間に身を置くことにあります。もちろん当たったら痛いのですが、その痛みに対する恐怖がさらにスリルを与えてくれます。
−お客さんにはお店でどんな体験をしてほしいですか
元々お好きな方も、未体験の方も、ぜひ当店で非現実を体験してもらいたいです。普通に生活する上で、エアガンは馴染みのないものです。当店でそのエアガンの取り扱い方や射撃方法を学んで頂くことで、全く新しいスポーツの世界を少しでも知ってもらえたらいいなと思っています。