自由が丘のメイン通りを一本入ったところにある「RYU-RYU Rucette.」。神戸芦屋にあるステーショナリーメーカーの直営店で、店内には相手に“伝える”ためのアイテムや雑貨がたくさん揃っている。「相手の喜ぶ顔を想像してワクワクする気持ちを感じてほしい」というスタッフの方にお話を伺った。
−こちらのお店のコンセプトについて伺えますか?
当店は、神戸芦屋にあるステーショナリーメーカーRYU-RYUの直営店です。お客さんに喜んでもらえる商品提案をコンセプトに、RYU-RYUのカードや、ポストカード、シール・ノート・レターなど取り扱っています。
−RYU-RYUのステーショナリーのこだわりはなんでしょうか?
シンプルで使いやすく、小さなお子さんから年配の女性まで、見た時に「わぁ、かわいい!」と思って頂けるものを揃えるように考えています。カードやレターセットなど相手に想いを伝える事ができるアイテムが多いです。
−お客さんには、お店でどんな体験をしてもらいたいですか?
手紙を送りたくなるような気持ちになってもらえると嬉しいです。最近では、メールやラインで言葉を伝える事がほとんどになってきました。そんな時代だからこそ、ふと「あの人元気かな」と思った時に、「メールではなくたまには手紙を書いてみよう!」と思えるきっかけが、お店で見つかるといいです。
−メールのやりとりが多い中、なぜ手紙なのでしょうか
私はお店にいるので、手紙を身近に感じていますが、やはりカードや手紙をもらうと嬉しいです。メールは機械的だし、そっけないイメージや業務連絡のような感じがしてしまうんです。こんな事思っているのは時代はずれかな思うのですが(笑)。先日バレンタインデーでメッセージを書いたんです。普段あまり話さない方へのメッセージだったのですが、会った時に手紙の内容を話してくれました。きっと印象的だったのだと思います。思っていることを相手に伝えるのは、恥ずかしかったり面倒だったりしますが、その一手間が、相手に気持ちを伝えるのによい時間なのだと思います。
−確かに、手紙には想いがこもりますよね
自分用にと買って行かれる方もいらっしゃいますが、きっと多くは誰かのことを想いながら、レターセットやメッセージカード、プレゼントを買っていらっしゃると思います。家族、友人、恋人、お世話になっている大切な方の笑顔を思い描きながら選んでいらっしゃる姿を見ていると、その気持ちが伝わりますように!と感じます。
−具体的には、どのようなステーショナリーがあるのでしょうか?
お花のポストカードやシールなどが揃います。シールは、シンプルなハートや星が人気です。カラフルなので目に入りやすいのだと思います。また、アルバムもあります。写真を現像する人も減ってきていますが、撮った写真を記念にアルバムに入れてプレゼントするなど、相手の喜ぶ顔を想像してワクワクする気持ちを感じてほしいです。
−すこし変わったユニークなグッズがあれば教えて下さい
イラストレーターの中島良二さんによるアニマルシリーズのデザインの商品は、シンプルで大人な感じの中にクスッと微笑むようなワンポイントがあるので人気です。
−デザインも可愛いと、より思いも伝わりそうですね
ご購入頂いてすぐ、「カードにメッセージを書きたい」というお客様もいらっしゃいます。その際に、ペンをお貸ししたりシールを貼ると喜込んでいただいております。また、どんなものをあげたらよいか悩んでいる方にお話を伺って、相手の性別や年齢、趣味などから、合いそうなものを一緒に悩みながら選んだ時も、すごく喜んでくださいました。
−店内の雰囲気を教えてください
5坪ほどのとても小さな店内ですが、木の什器を使ったナチュラルな空間にこだわりをたくさん詰めこみました。アイテム数が多いので、何度も店内をくるくると回って見て行かれる方が多いです。
−お店の周辺はどのような雰囲気ですか
お店のある場所はメインの通りより一本入ったところにあり、比較的落ち着いた雰囲気です。自由が丘といえばオシャレで高級感がある・・・などのイメージがあると思いますが周りの店舗同士仲が良くみんなが顔なじみで、下町のようです。個性的なお店が多いので当店はもちろん、通りごと楽しんで下さい。