【富里】"たたみ"で行うヨガ教室 ポーズをとるだけでなく、目的意識を持ってヨガを行ってほしい

2017/08/30 12:30

千葉県富里市に、一軒家の畳の部屋でヨガを行う教室がある。その名も「たたみヨガ 日吉台教室」。温かみのある畳の部屋でヨガを行う一方で、ヨガはポーズをとることだけではない、目的意識を持ってほしいといった信念でヨガ指導に臨んでいる。代表でヨガインストラクターの仲野菜穂子さんにお話を伺った。

一軒家のたたみでヨガを行う教室

−こちらのヨガ教室の特徴を教えてください
少人数、ツド予約制、一軒家たたみのヨガ教室です。田舎の奥まった住宅街、少々最初はわかりにくい場所にありますが、目の前が畑という事もあり、静かで落ち着いた環境でヨガに集中していただけます。

-なぜ「たたみ」でのヨガを考えらえたのでしょうか
素朴で温かみのある空間を作りたく、畳が雰囲気にマッチすると考えました。畳特有のにおいは馴染み深く、裸足への感触もほっとしますし、心を落ち着かせる効果を感じます。加えて、「たたみ」という単語の響き、平仮名の形が可愛らしくて好きだからです。
多くのスタジオはフローリングを使用しており、その良さもきっとあると思います。畳の良さは、特に冬は床が冷たくない、座位や横になって行うポーズも負担がありません。私自身、腰痛があった時に、フローリングの床が負担でした。調度良いクッション性がある事も利点です。ヨガマットを使用していますが、レッスンは裸足で行っています。

ヨガは完成形を目指すものではないと伝える

-こちらでのレッスンの特徴を教えてください
ヨガはポーズをとることだけではない。完成形を目指すものではない。このふたつは必ず最初にお伝えしています。ヨガ経験がない方は特に、初めての場所で緊張されています。安心していただく為に、ヨガ哲学をわかりやすく紐解いてレッスン冒頭にお話させていただいています。難しく思われがちなヨガ哲学ですが、自己の体験に基づいてなるべくやさしい言葉を使って紐説いています。お話の内容は、状況に合わせて決めるので、毎回内容が変わります。

-「ヨガはポーズをとることだけではない。完成形を目指すものではない」という点を大事にされているのはなぜでしょうか
私自身スタジオへ通っていた頃、鏡に映る自分が気になりました。そしてほとんどの方が同じ傾向にあると感じています。経験上、意識が外側(身体の形)に偏ると気持ちがついていかなくなります。心と身体の繋がりを感じる事はヨガの醍醐味だと考えています。「出来る」と思えば、出来る事への執着になり、「出来ない」と思えば、出来ない事への執着になり、どちらも苦しい事です。全ての物事に○×をつけずに、ヨガをする時間だけは判断を手放す事は、ヨガの最終目的地の「至福感」への近道なのでは・・・と考えています。内側(気持ち)に意識が向きやすいように、教室内は鏡を置いていません。

-「ヨガ哲学をわかりやすく紐解いて」という部分について具体的に教えてください
最近レッスンでお話させていただいたものを一例でご紹介します。
ヨガの根本経典、バガバット・ギーターには「土塊、石、黄金を平等に見よ」とあります。大抵の人はこの3つを前に、価値が高い黄金に惹かれるのではないでしょうか。他2つはありふれた物で無価値だと考えがちではないでしょうか。しかし、経典の中では3つは平等だと説いています。私がヨガを始めたきっかけはストレスによる体調不良でした。当時は通院が必要だった為、大の病院嫌いの私にとっては、毎日が最悪・・・、それ以外の何者でもありませんでした。現在は健康そのものですが、たまに当時の事を思い出し、思う事があります。もしあの時、身体が限界を教えてくれなかったら、私はヨガに出会うこともなく、ヨガインストラクターになる事もなく、生徒さんたちとの有意義な時間を知る事もなかったのです。最悪と思える事も、実は最高の出来事だったのではと思います。毎日、様々な課題、試練が目の前に立ちはだかるかも知れません。その時に経典の言葉を思い出してみて下さい。一見、価値のない物、必要ない物も、実は最高の宝物なのかも知れません。

曖昧さを取り除き、目的意識を持ってヨガに臨んでほしい

-ヨガの指導の中で注力されていることはどんな点でしょうか
曖昧さを取り除き、目的意識を持って取り組んでいただきたいので、見本を示す事と、身体への効果をお伝えし、レッスン後に質問の場も設けています。
私自身、スポーツクラブ等の大多数のレッスンに参加した際に、自分のポーズが効果的に行えているか不安だったり、質問出来なかった経験があります。
意識して丁寧に身体を使っていく、作っていく事は大事だと考えています。

-菜穂子さんにとってのヨガの魅力を教えてください
「行きたい場所」が増えることでしょうか。私は、「生きる事=希望を持つ事」だと思っています。希望があるから生きているのだと思います。ヨガをする事で、ヨガの発生の地はインドと知りました。すぐにではありませんが、いつかインドに行く、という希望に向かって生きている気がしています。ヨガをする前は、インド=無理と決め付けていました。不安をぶち壊すほどの欲が出た事は私にとって貴重でした。ヨガはクビキが語源で「繋がる」という意味です。新しい事と繋がれば繋がるほど、希望を持つ機会が増えるし、自由になれるのだと思います。インドは一例ですが、物理的にも気持ち的にも、知らない世界、自分の中ではありえなかった事と繋がって行く事が面白いと感じています。

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