【川崎】世界に一つだけの「球体関節人形」を作ろう

2017/08/15 09:14

球体関節人形という人形をご存知だろうか。その名の通り、関節に球を入れることで、自由にポーズをつけられる創作人形だ。球体関節人形とは、どうやって作るのだろうか。またどんな魅力があるのだろうか。美大に通った後に球体関節人形と出会い、「創作人形あとりゑKULA-LA 川崎教室」を運営する講師・渡邊萠さんにお話を伺った。

珍しい「球体関節人形」を教えるアトリエ

−こちらのアトリエではどんなことが学べるのでしょうか
球体関節人形を主に教えておりますが、作りたいものを楽しく皆さんで作っていけるように心がけています。

−球体関節人形はどのようにして作るのでしょうか
球体関節人形は、関節に球を入れて自由にポーズをつけられる創作人形です。型を一切使わずに芯の発泡スチロールを削り、その周りを石粉粘土でくるんで形を作っていきます。顔から手足の先までオリジナルの人形が誕生します。まったくの初心者の方でも大丈夫です。
①下図、スチロール削り ②芯に粘土をまく ③整形・眼を入れる ④関節を作る ⑤磨き、仮組、調整 ⑥下地塗り、仕上げ彩色 ⑦髪付け ⑧完成 という手順で作っていきます。

球体関節人形には手芸、彫刻、絵の要素が含まれている

-萠さんと球体関節人形の出会いを教えてください
美大で日本画を学んでいましたが、卒業して生活に追われるようになると思うように描けなくなり、絵が自分に向いているかどうか悩んでいるところに吉田良一(現・吉田良)先生の球体関節人形の作品集に出会い、吉田先生が主宰している自由が丘の人形教室「DOLL SPACE PYGMALION」に通い始めました。途中ブランクも1,2年ありましたが、12年ほど通った後に自宅で教室を始めて今に至っています。

-球体関節人形の、ここが特に面白いという点、難しい点などはどこでしょうか
球体関節人形には手芸、彫刻、絵の要素がすべて含まれています。造形する過程は人間のプロポーションを参考に彫刻のように作り上げますが、彫刻と違うのは関節があることで、いろんなポーズを付けることができます。服を作って着せ替えて楽しむのは手芸の要素です。仕上げの彩色・お化粧には絵の要素が含まれています。時間をかけて出来上がった人形は自分の子供のように思えてきます。

球体関節人形がつなげてくれる出会いも

−生徒さんはどのような方が多いですか
人形を問わず、ものづくりの好きな方。男性も少なからずいらっしゃいます。自分で何体か作ってみたけれど、基礎から学んでみたいから、また、一緒に作る仲間を求めて教室で習いたいという方もいますが、全くの初心者の方が多いです。

−最後に、萠さんにとっての球体関節人形の魅力を教えてください
私は元々人見知りで人付き合いが上手なほうではないのですが、人形を介していろんな人に出会えることが楽しいです。球体関節人形をやっていてよかったと感じたエピソードでは、最近ご縁があって映画に少しだけ出演したのですが、監督さんから「ずっと人形を抱いていてください」と言われ、出演していた場面ではずっと人形を抱いて持っていました。そういう少し変わった役柄でしたがとても貴重な体験で、人形を作っていなかったらそういう出会いもなかったと思います。

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この記事のプレース
創作人形あとりゑKULA-LA 川崎教室
神奈川県川崎市川崎区駅前本町26-1 駅ビル 「アトレ川崎」5階 よみうりカルチャー川崎
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