【原宿】"究極のシンプル"ミニマルデザインのインテリアショップ

2016/04/12 09:35

裏原宿の細い道を進んだところに、コンクリートの打ち放しの建物がある。「アートスタイルマーケット」はグラフィックデザインから始まり、今ではMinimalism(ミニマリズム)をベースにしたインテリアの販売やデザインを行うショップだ。デザイナー兼代表の岩松さんにMinimalismが生み出す、究極のシンプルデザインとは何かお話を伺った。

ステンレス等、工業的な素材でできたインテリアが揃う

−こちらはどのようなお店ですか
ステンレス製の家具を中心としたアイテムが揃う、インテリアショップです。Minimalismを根底に置きつつ、個性や表現性を最小限に切り詰め、芸術的な素材ではなく工業用素材等を用いてデザイン・製作しています。デザインには有機的な要素を取り入れ、その二つの要素が融合された世界観を提案しています。

有機的な要素を取り入れつつ、個性や表現性を最小限に切り詰める

-有機的な要素とは、例えばどのようなものですか

そうですね…アフリカのプリミティブな物や、インド等のエスニックの商品でしょうか。有機的意味を言葉で表現するのはとても難しいので、無機的素材以外の温かみがあるもの、生き物を連想させるパーツのデザインと捉えて下さい。

−「Minimalism」とはどのような思想なのですか

Minimalismは、「究極のシンプルにこそ物の本質が見いだされ、機能美が感じ取れる」と考え、形態や色彩を最小限度まで切り詰めようとする芸術上の思想・態度です。シンプルで無機的な表現は、それ以後の欧米現代美術に決定的な影響を与えました。究極のシンプルにこそ物の本質が見いだされ、機能美が感じ取れる、というMinimalismの考え方はここから生まれています。

−当初からインテリアのデザインがメインだったのでしょうか

グラフィックを主体とするデザイン事務所としてスタートしました。90年代はじめに、裏原宿にワークステーションを立ち上げ活動を開始。ちょうどその頃からインテリアに興味を持ち、色がない男っぽい雑貨やステンレス製の家具を製作するようになりました。90年代後半にはショールームの形態を兼ね備えた原宿店をオープンさせた、との経緯です。

ショールームも兼ね備えた店内

ミニマリズムを基盤にした、デザインに無駄のないインテリア

−ミニマルデザインのインテリアにはどのようなものがありますか?

テーブルやシェルフ、理化学用グラス類やインド料理調理器具等ございます。家具・照明等については、弊社がデザインしているオリジナル商品の他に、リメイク製品、他社からの仕入品などがあります。ステンレス製のテーブル、シェルフや照明パーツは、簡単なカスタムメードの対応もしています。

簡単なカスタムメードも可能だ

ステンレス製の雑貨も揃う

−例えばどのようなカスタムができるのでしょうか

例えば、MONOシリーズというステンレスのテーブル・シェルフのカスタムメードでは、天板の幅や奥行き・高さ等の寸法、テーブル脚のタイプなどが自由に選択・組み合わせできます。キッチン、バスルーム、洗面所、家具を全てフルカスタムでデザイン製作し、お客様のお宅がアートスタイルマーケットのショールームのようになったことがあります。4階建ての建物が、雑貨小物もすべて当店のもので埋めつくされました。

”究極のシンプル”から見えてくる本質がある

−工業的なデザインでも”冷たさ”はあまり感じませんね

そうですね。やはり、本質がしっかり現れているからだと思います。究極のシンプルにこそ物の本質が見いだされ、機能美が感じ取れるのです。

−岩松さんがミニマリズムに興味を持ったのは、どのようなきっかけだったのでしょうか?

ステンレス素材との出会いです。若い頃、デザインされた物や曲線や斜めのデザインが嫌いでした。ミニマルデザインの製品の魅了は”シンプル”であることです。シンプルなデザインにこそ、本質が見られると思います。

−今後、お店をどのようにしていきたいですか?

クリエイターの立場から、お客さんには工業的なミニマルデザインのライフスタイルの提供をしていきたいです。独自のセンスから様々なアイデアを発信していきたいと考えております。

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この記事のプレース
Art Style Market
東京都渋谷区神宮前6-14-10
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