【大阪】カルチャーが交流する場、プラナカン文化を感じる東南アジア風カフェ

2016/01/02 12:30

小規模なカフェが多く集まる、中崎町のはずれにある「カフェマラッカ」。モーニングや独自に調合したスパイスで東南アジア系に味付けされたこだわりのカレーなどを楽しめる。「国籍・男女問わず、誰でも気軽に安心してお越し頂ける店を目指したい」というオーナーにお話を伺った。

プラナカン文化に感銘を受け、国際色豊かな交流拠点を目指して

−こちらのお店のコンセプトについて教えてください

当店は、マレーシアとシンガポールの間にある「マラッカ海峡」から名前をつけた東南アジア風のカフェです。マラッカ海峡は、国際色豊かな物流の拠点です。その周辺地域は、過去ポルトガル、イギリス、オランダなどの支配を受け、中国系やインド系の移民がたくさんいるところもでもあります。そんなマラッカ海峡のような、国際色豊かな交流の拠点となることを目指しています。

−どのようなきっかけでお店を始められたのでしょうか?

プラナカン文化に興味をもったのは、米国に美大生として4年間滞在していた頃、中華系東南アジア人との交流がきっかけです。留学をして一番影響を受けたのは、米国文化からではなく、大学で一緒に学んだ中華系東南アジア人からでした。彼らは複数の言語と文化を理解し、国境を自由に行き来しています。そして後に訪れたシンガポールとマレーシアで、中華系移民家族によるプラナカン文化(中国系移民と現地人が結婚してできた東南アジアの中華系文化)に触れ、特に感銘を受けました。そして2015年7月、たまたまカフェを経営する機会を得て、このカフェマラッカをスタートしました。

−オーナー様の心を動かしたプラナカン文化とは、具体的にどのようなものだったのでしょうか

プラナカン文化の特徴はその色や模様です。以前からプラナカン装飾を見る機会はあったのですが、それが一体何なのか、はっきりと認識できていませんでした。たまたま観光で訪れたシンガポールのプラナカン博物館で、しっかりとプラナカン文化が解説されていたので詳しく知ることができました。中国系移民が東南アジアの現地の人と家族を構成しMixed Caltureとなったことで、プラナカンのような特徴的な文化が生まれ、中国系でも東南アジア系でもない、新しい色合い、模様などがあることに感激しました。

DIYを重ねる店内とメニュー更新で常に進化するカフェ

−店内の雰囲気について教えてください

東南アジアにあるカフェを再現したいと思い、外装はマレーシアやシンガポールに多い英語と中国語で書かれています。改装はしておりますが築40年以上の建物なので、内装はノスタルジックな雰囲気です。店内は白を基調としており、メニューなど店内表示は英語と中国語を併記しました。店内の音楽は、1930~1940年代のジャズを流しています。当店のある中崎町は、民家を改造した、昭和レトロ感漂う個人経営の小規模なカフェが多い地域です。当店も特徴ある店舗を目指して店舗内はDIYで完成させましました。まだ作業は継続しておりますので、常に変化します。

−DIYはお一人でなさっているのですか?

店舗ロゴやメニューは、私とスタッフが作っています。基本的にお店のスタッフによるDIY作業が多いですが、その都度手伝ってくれる友人にも作業をお願いしています。メニューの更新も頻繁にしているので、常に進化するカフェとしてご覧頂ければと思います。

朝は6時半から営業!モーニングとこだわりの東南アジア系カレー

−お店で提供しているメニューについて教えてください

当店は、6時30分から11時までは朝食モーニングサービスを、夜も24時までやっているので夜カフェとしてもお使い頂けます。トースト・サラダ・卵・ドリンクがセットになったメニューやホットサンド、トーストとベーコンエッグなどもあります。特にトーストにサーモンアボカドのセットが一番人気です。実は、最近お客様が一番多いのがこのモーニングの時間帯です。新メニュー開発もモーニングに力を入れています。その他、コーヒーも含めスパイスふんだんに使用したメニューを提供しています。

AM6:30から営業。モーニング利用もできる

−スパイスを使用しているメニューは、どのようなものがあるのですか?

スパイスがふんだんに使用されている代表的な料理としては、カレーです。当店のスパイスカレーは日本のカレーとは大きく違い、東南アジア系の味付けをしているのでインドカレーとも違います。このこだわりのある味付けをお客様に「美味しい」と言って頂けた時が一番嬉しいです。

マレーシアやシンガポールを思わせる、こだわりのスパイスカレー

−東南アジア系の味付けとは、具体的にはどこの国を参考にされているのでしょうか?

味は、マレーシアやシンガポールで食べたカレーを参考にしています。ターメリックやカルダモンなど、スパイスの段階から調合し12種類以上を組み合わせた独自調合で調理しておりまして、他店にはない独自の味付けです。カレーのルー自体に味がついていて、例えばエビカレーはエビの味がします。この試行錯誤した味付けが一番苦労した点です。また、エビカレーは後味が辛く、日本のエビカレーにはない味付けですのでご注文頂く前に説明させて頂いております。

−どんな風にお店を利用してもらいたいですか?

普段使いのカフェとしてご利用頂ければ幸いです。来店者の方にはロサンゼルスから輸入したフォーチュンクッキーをプレゼントしております。また、店内はパソコンやスマートフォンを充電するための電源を使用可能で、Wi-Fiも無料でご利用頂けます。国籍・男女どなたでも気軽に安心してお越し頂ける店を目指していきたいと思っています。

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この記事のプレース
Cafe Malacca
大阪府大阪市北区黒崎町5-14
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