【京都】時代にとらわれることなく“手書き”の温かさを守り続けるオリジナル文具の店

2015/08/27 16:49

現代社会において、今ではすっかり不可欠となったメールやSNSでのコミュニケーション。京都の路地裏にある“裏具”は、デジタルツールに頼ることなく、敢えて“手書き”で気持ちを伝える道具が並ぶオリジナル文具の店だ。「和でもなく、京都でもない、何よりも時代にとらわれない店作りを大切にしている」と語る店長の今西 雅紀さんにお話を伺った。

「裏具」店長の今西 雅紀さん

「大切な人への気持ち」を繋げられるような道具を提供したい

−お店のコンセプトを教えてください
オリジナルの葉書、メッセージカード、便箋、ぽち袋等を取り扱っている文具店です。お店のコンセプトは嬉しい気持ちを大切な人に伝える道具。店名の「裏具」とは「嬉(うら)ぐ」という言葉からきております。

お店の内観

−お店を始めた背景があれば教えてください
お店を始めようと思った当時、「メール」が人々の間で普及し始め、「書く」という行為から離れつつありました。そんな中で「嬉しい気持ちを大切な人に伝えたい時や贈りたい時、その気持ちを繋げるような道具がご提案出来れば…」と思い、この店を始めることにしました。

“母体がデザイン会社”だから出来る豊富なオリジナルデザイン

来店されたお客様に、お店でどんな体験をしてもらいたいと考えていますか
商品の全てにタイトルがありますが、敢えて表には書いておりません。例を挙げるとキリがないのですが、例えば、葉書などのデザインとして使われている、「松ほっこり」や「松逢わせ」、「白雪梅」等、実際の商品を見ていただくと「なるほど」と感じていただけるようなタイトルもございます。

オリジナル葉書「松ほっこり」

−お客様に喜んでもらうために、特に工夫されていることなどはありますか
お客様の中には文章を書くのが苦手という方もいらっしゃるので、葉書やメッセージカードなど、書く所を少なくしたデザインの商品も色々と取り扱うようにしています。ご購入されたお客様には「一言書くだけで様になるデザイン」と喜んでいただいてます。

オリジナル葉書「菊カラカラ」

オリジナル葉書「蓮カラカラ」

−取り扱っている商品の中でも“特に変わっていて面白いもの”はありますか
デザイン会社が母体のため、当店の商品は全てオリジナルデザインです。そのためオリジナリティのある変わったものは色々あるかと思います。中でも、吉帖(キッチョウ)という手帳は面白いかと思います。これは、ご家族やご友人のお誕生日や記念日を書き留めておく暦仕立ての手帳です。

記念日や誕生日を記す手帳「吉帖」

言葉だけではなく“手書き”ならではの温かさを一緒に届けたい

−お店の周辺や、店内の雰囲気などについてお聞かせください
裏具は、宮川町のお茶屋さん街にあります。露地裏にあるので、多少見つかりにくいかもしれません。お店は京都の町家を使用しており、浅葱色の壁が特徴の建物となります。京都という場所柄もあり、修学旅行中の学生さんからご高齢の方まで、年齢・性別を問わず沢山のお客様がいらっしゃいます。

お店の外観

−最後に、これから初めてお店を利用してみたいと思っている方に伝えたいことはありますか
メールやSNSが浸透し続ける現代社会で、あえてデジタルではなく手書きで気持ちを伝えることで、“伝えたい想いや温かさ”が更に増すのではないかと個人的に感じています。裏具の商品を通じて、いつまでもカタチとして残しておける手書きメッセージの魅力を実感していただけたら幸いです。また、京都の裏路地という立地ですので、お店にお越しいただく際には、花街の裏路地散策も一緒にお楽しみいただければと思います。

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この記事のプレース
裏具
京都府京都市東山区宮川筋4丁目297
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