公園散策20年のマイスター直伝!東京公園ガイド - vol.16-

【東京】たき火や工作ができる!子どもを魅了する羽根木公園

2016/03/25 10:20

小田急線「梅ヶ丘」駅から歩くこと5分。世田谷区の羽根木公園は、幼児から小学校高学年まで幅広い年齢の子どもが夢中になって遊べる場所です。ユニークな手作り遊具に加えて、たき火や木工も楽しめる「プレーパーク」、幼児用の迷路やトンネルがある「迷路の遊び場」、定番遊具でのんびり遊べる「児童遊園」。3つの遊び場に加え、授乳やお昼寝に使えるスペースや更衣室もあるので、赤ちゃんのいるパパとママには心強い公園です。

<羽根木公園のpoint>
・たき火も木登りもOK!「プレーパーク」でワイルドに遊ぼう
・廃材やロープを使ってオリジナル遊具を作ろう。「プレーパーク」はまるで秘密基地
・低めの迷路や密集した鉄棒は幼児も楽しめる!「迷路の遊び場」は子どもの楽園

地図を見ると子どもの遊び場が占める割合は大きくないのですが、各エリアにそれぞれ魅力があって、一日いても飽きません。

羽根木公園は、都内ではちょっと知られた梅の名所。メインゲートの梅ヶ丘口を入ると、目の前には小高い丘の斜面に広がる梅林があります。花の時季はもちろんですが、青々とした実をつける夏も、枝ぶりが際立つ冬も見事です。

プレーパーク① 廃材を活用してオリジナル遊具を作ろう

公園の南東部にあるのが、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーにした「プレーパーク」。このエリア内では、多くの公園で禁じられている木登りをすることができます。プレーワーカーと呼ばれる常駐スタッフがいるときは、たき火やのこぎりを使った工作も楽しめます。

プレーワーカーや地域のボランティアがいて、危ないことは注意してくれますが、事故はあくまでも自己責任。看板には、自由には責任が伴うことが子どもにもわかるように説明されています。

プレーパークは雑木林の中につくられていて、木の根が出っ張っていたり、地面はあちこち掘られたりしてデコボコ。子どもたちは目をキラキラ輝かせて遊んでいます。

プレーパークの遊具は、スタッフやボランティアの方々と子どもたちの手によるもの。アニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場するような、大きな木に下がる丈の長いブランコもあります。誰に言われるまでもなく、代わりばんこに乗ったり、押したりして楽しんでいます。

手作り感満点の、ワイドなすべり台。かけのぼってみましたが、びくともしませんでした!
遊具の安全性はプレーワーカーたちがチェックし、最低限の管理をしています。

木立の中で遊ぶなら、やっぱりターザンごっこは外せません!ロープのしなり具合が大きいので既製のターザンロープよりおもしろいと評判です。

プレーパーク② たき火や木工、木登りが堂々とできる!

近年はいたるところ火気厳禁で火の扱いを知らない子が増えたといわれますが、ここには火起こしも後始末もできる頼もしい子どもがいっぱい。鍋や食器もあるので、材料さえあれば簡単な料理をすることも可能です。定番は焼き芋や焼きマシュマロ。この日はパンを焼くイベントが行われていて、棒にパン生地を巻き付けて焼いていました。

木登りはもちろん、物置小屋の屋根にのぼっても怒られません。子どもにとって屋根の上は魅力的な遊び場。一生懸命のぼったり、友だちがのぼるのを助けてあげたりしながら、たくましく育っていくんですね。

「プレーパーク」内でひときわ異彩を放つカラフルな小屋は、リーダーハウスと呼ばれるプレーワーカーの詰め所。横には手作りのテーブルや椅子があって、食事や休憩などに使えます。

リーダーハウスの前には木工をするための作業台と道具があり、廃材を使って自由に工作ができます。子どもって、何でもやってみたがりますよね。特に何かを作るという目的がなくても、ただのこぎりを使って木を切ったり、釘を打ったりするだけでも、十分に楽しいようです。

乳幼児の親子がオムツ交換や授乳など気軽に利用できるスペース「そらまめハウス」は、木々を眺めながら自然を感じることができる場所。子どもたちをお昼寝させるのにも便利です。縁側は、赤ちゃんがハイハイするにも、ちょっと腰かけてお茶を飲むのにも具合がいいもの。
ちなみに授乳室は公園管理事務所にもあります。

親子でかくれんぼもできる迷路が人気!「迷路の遊び場」

冒険好きの小・中学生が集まるプレーパークの隣には、幼児向けの「迷路の遊び場」があり、こちらも毎日大にぎわい。手すりの付いたちょっと高くなった場所に、小さな子たちが集まっています。

その正体は、幅の広いすべり台。よじのぼるためなのか、ところどころに突起があります。下まですべり降りるなら、他の子がいないときを見計らって端をすべるのが良さそう。下では親御さんたちがスマホで我が子の写真や動画を撮っています。

コンクリートに埋まった土管をかたどったトンネルも好評です。
中はどうなっているのかな?

反対側からのぞく子たちも。もちろん中を通り抜ける子もたくさんいます。全身くまなく汚れますが、子どもたちのはじけるような笑顔を見たらママも許しちゃいますね。

取っ手の付いたのぼり棒は、あまり他では見かけませんね。

壁と壁の間にたくさんの鉄棒を渡したユニークな遊具も。のぼったり、くぐったりしながら、地面に降りずに向こう側まで鉄棒を伝っていくのが楽しそう!

そして一番奥にあるのが迷路。壁の色が明るく、行き止まりがなく出口がたくさんあるので、小さな子も不安なく楽しめるようです。壁が低いため、子どもを見守りやすいのもポイント。かくれんぼをするのにも最適です。我が子に見つからないようしゃがんで隠れているママの姿をよく見かけます。

迷路の中を走りまわると、曲がり角で出会いがしらに他の子にぶつかることがあるので、はしゃぎすぎには注意してあげるといいでしょう。

定番遊具がそろった、のんびり平和な「児童遊園」

「迷路の遊び場」の横には売店と更衣室があり、おやつの補充や着替えに重宝します。売店にはお弁当やオムツはありませんが、お菓子やアイス、ボールなどちょっとした買い物に便利。

公園の北側には、ブランコやすべり台などの定番遊具がそろった「児童遊園」があります。こちらは整備された遊び場で、南側と比べると静かで穏やかな雰囲気。遊んでいるのは、よちよち歩きの子から小学校低学年くらいの子たち。ここなら泥だらけになることはないでしょう。

何でも口に入れたがる幼児のために、砂場は犬や猫の排泄を防ぐ柵に囲われています。

回転式ジャングルジムの人気は昔と変わらないようで、いつも誰かしらよじ登ったり回したりして遊んでいます。
隣のエリアには腹筋用のベンチやぶら下がり器具がある「健康遊具ランド」があり、お年寄りが運動に励んでいます。

ユニークな遊び場&自由度の高さが、好奇心を刺激!

いろんなことに挑戦できる「プレーパーク」と、幼児向けの迷路や密集させた鉄棒などユニークな遊び場で魅了する「迷路の遊び場」。2つの大きな魅力が子どもの心をわしづかみにしている公園です。あっという間に泥んこになるので、着替えは必須。公園自体はいつでも出入りできますが、「プレーパーク」は午前10時から午後6時、火曜定休と決まっています。
敷地内には図書館もあるので、公園に来るついでに絵本や児童書の貸し出しや返却ができるのも嬉しいポイント。

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この記事のプレース
羽根木公園
東京都世田谷区代田4-38-52
詳しい場所を確認する
この記事を書いたライター
フリーライター。1976年生まれ。広告制作会社、新聞社等の勤務を経て独立。飲食店取材や街頭インタビューで都内を駆けまわる一方、休日は愛用の一眼レフを手に山や植物公園に出没。公園巡りを始めて20年余。季節ごとの魅力や楽しみ方を知り尽くした「公園マスター」。東京都内の公園はすべて網羅し、公園ごとのオリジナル料理や飲み物、巨木は必ずチェックしている。旅と自然を愛し、ヨーロッパ諸国の他、アラスカやボルネオへの渡航経験がある。主な執筆ジャンルは食、自然、健康など。
<連載> 公園散策20年の公園マイスター直伝!東京公園ガイド
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