【表参道】文房具を楽しみながらお茶や食事もできる「文房具カフェ」

2016/03/16 09:31

多くのカフェや雑貨店が集まる街、表参道に「文房具」をコンセプトにしたカフェがある。「文房具カフェ」には販売スペースとカフェスペースがあり、カフェでは文房具に囲まれながらお茶や食事を楽しめる。文房具カフェの魅力や文房具の面白さについて、同店の大内良介さんにお話を伺った。

地下に潜れば広がる文房具に囲まれる空間

−お店のコンセプトを教えてください

文房具をテーマにしたコンセプトカフェです。自由に使える文房具が色々あります。また文房具のみならず、カフェやダイニングとしてもしっかりお楽しみいただけるよう、お料理やドリンク、お酒も充実させています。

−文房具がテーマとはユニークですね

世界には様々な文房具があり、それぞれに魅力があります。また日本の文房具は質・量ともに最高の品質を持っているといえます。そんな文房具の魅力を伝えたいと思い、当カフェはオープンしました。

−店内内装のこだわりはありますか

店舗は地下にあり、外からは遮断されて落ち着いた雰囲気です。文房具の置いてある販売スペースとカフェスペースのテーブルはなるべく近づけ、文房具に囲まれながらお茶やお食事を楽しんでいただけるようにしています。カフェスペースのテーブルでは、ランチョンマットが画用紙で出来ているので、皆さんお絵かきを楽しんでいます。スケッチブックを広げてゆっくり時間をかけて作品を描いたり、友人とイラストを描き合うといった光景は、文房具カフェでは普通の光景となっています。

カフェでは食事と一緒に文房具を楽しめる

−カフェスペースでは、どのような文房具が試せるのでしょうか?

販売している文房具と、カフェの座席でお試し頂ける文房具はかならずしも一致しないのですが、自由に使える文房具の中には、廃盤品やメーカーさんが置いていったサンプルなどを自由にお使いいただけます。

−お店に並ぶ文房具のセレクトにこだわりはありますか

一丸にコレ、というのが難しいのですが、前向きな気持ちになれるような文房具をセレクトしています。例えば、ペンや手帳を新しくしたとき、それだけで一日楽しい気持ちになった、という経験はないでしょうか。少し抽象的ですが、気持ちが前向きになれるようなセレクトができれば良いなと思っています。

気持ちが前向きになるような文房具をセレクト

−何か一つ、ぜひ試して欲しいという文房具はありますか?

「豆腐一丁」という付箋でしょうか。見た目はまるでパッケージに入ったお豆腐なのですが、中身は白い付箋になっています。面白いのは、「きぬごし」と「もめん」の2種類があり、それぞれ「きぬごし」はつるつるしていて、「もめん」は凹凸のあるざらっとした紙になっています。書き味、手に持った時に感じる重さといった感触を得られるのが実店舗に足を運ぶ魅力だと思いますので、こうした文房具はぜひ試して頂ければと思います。

−つい文房具に夢中になってしまいそうですね

そうですね。文房具にあまり興味のない方でも足を運んで頂けるように店内の雰囲気作りをしています。また、コンセプトカフェというとお料理などはあまり期待されない方が多いかと思いますが、カフェメニューの開発にも力を入れています。

一部メニューには文房具カフェならではの一工夫も

−おすすめのカフェメニューはありますか?

「酒粕のクリームソース 鶏つくね御膳」がランチでご好評頂いているカフェメニューです。自家製の酒粕の香りが食欲をそそるクリームソースと、れんこんの食感がアクセントのつくねがごはんに合います。エビの風味が香ばしいふりかけも自家製で、全部使うお客様もめずらしくありません。うずらの生卵をお付けするのですが、うずらの卵を綺麗に割れるうずらの卵専用のハサミをお箸などと一緒にお出ししているのも文房具カフェらしい特徴かもしれません。

自家製酒粕の香りが食欲をそそる「酒粕のクリームソース 鶏つくね御膳」

−お店の色々なところで文房具の面白さに気づけますね

そうですね。また、長定規・三角定規をモチーフにしたクッキーを添えた「文房具パフェ」でも、その時の食材に合わせたイワコー社の消しゴムをおまけでつけています。リンゴのパフェならば、リンゴの形の消しゴムがついてくる、といった感じです。他にもカトラリーに特徴があるのですが…こちらはぜひご来店頂いてお楽しみ頂ければと思います(笑)。パフェは不定期ではありますが季節ごとに内容が変わるので、その時々で楽しんでいただけると思います。

文具をモチーフにしたクッキーが可愛い「文房具パフェ」

−カフェではアルコールドリンクも多く揃っているのですね

カフェの営業時間は23時までと、遅い時間まで営業しております。なので夕方まではお茶を、夜はお酒をお楽しみいただくことができます。当店の代表がソムリエの資格を持っていることもあり、ワインにも力を入れています。

文房具業界の垣根を超えて、ユーザーとメーカーのハブになる

−文房具にまつわるイベントも行っているとか

はい。以前には初心者向け万年筆講座を万年筆メーカーさんと協同で開催しました。万年筆に憧れを感じる人は結構多いのではないでしょうか。一方で、ちゃんと使いこなせるか不安で最初の一歩を踏み出せないという方も多いと思います。そういった方々向けに、万年筆のお手入れ方法や、インクのカートリッジの装填方法など万年筆のプロであるメーカーの方に丁寧教えて頂きました。

−今までのイベントで大内さんの印象に残っているものは何でしょうか?

文具店の老舗である「伊東屋」さんをフューチャーしたイベントは、特に印象に残っています。イベントでは伊東屋さんの歴史を辿る写真展示や、オリジナル商品の販売を行いました。

−普通の文房具店ではなく、文房具カフェならではのイベントですね

そうですね。メーカー・小売店問わず、文房具業界の色々な所とユーザーをつなぐ場を実現できるのは、メーカーでも一般小売店でもないという文房具カフェらしさだと思います。

文房具は前向きな気持ちにさせる力がある

−大内さんの考える、文房具の魅力とはなんでしょう

スケッチを書いたり、図面を引いたりと文房具は人間の創造活動に無くてはなりません。文房具には人をクリエイティブに、ポジティブにしてくれる力があるような気がします。それが魅力だと思います。

−確かに、文房具はモノづくりには欠かせ無い道具ですね

そうですね。あとは、手に入れやすい点も魅了かと思います。文房具を購入されたお客さんに、こう言っている方がいました。「用途ですか?それは買ってから考えます!」と。文房具はとても高価なものでは無いので、可愛かったりスタイリッシュだったり便利だったり面白かったりする付箋やマステやノートなどなど、思わず手が出てしまう気持ちはよく分かります(笑)

−お客さんにはお店でどんな体験をして欲しいですか

可愛い・デザイン性の高い・よく考えられている・技術力の高い・ストーリーがある…といった様々な、小さくて良くてできた文房具がたくさんある、という歴史の積み重ねも文房具の面白いところです。文房具が好きな方に、絵を描いたり、日記をつけたり、同じ文房具好きの方とおしゃべりする場としてお楽しみいただければと思います。「私、文房具は別に…」という方もお帰りになるころにはきっと文房具のことがちょっと好きになっていますよ。

文房具カフェ外観

文房具カフェ・内観
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この記事のプレース
文房具カフェ
東京都渋谷区神宮前4-8-1 内田ビルB1F
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