【浅草】ふっくらあんこと一緒に食べる、たい焼き屋さんのかき氷

2015/08/11 16:21

「浅草 浪花家」でいただくかき氷は「みるくといろんなフルーツ(750円)」。器に丸く盛られた氷の上に、フルーツがふんだんに載せられた逸品です。

器の底にも、フルーツがぎっしり敷き詰められているのが嬉しいところ。これらのフルーツは季節ごとに変わり、氷の上で四季の移ろいを感じながら、甘味を味わえるようになっています。

少しだけ常温に溶かした氷を薄く削った氷は、口のなかでふわりととけます。上にかけられた蜜は、オリジナルのミルクシロップ。煮詰められた牛乳はほんのりとクリーム色で、練乳のようなしっかりとした甘さが、氷を優しく包みます。

ご主人の安田さんに話を聞くと、あんこが一押しとのこと。確かにメニューを見ると、あんこを使用したものが多く見受けられます。こちらのあんこは、十勝の専業農家からおろした小豆を使用し、8時間かけてふっくらと炊きあげられているそうです。

安田さんいわく、かき氷の味は、他のお菓子を参考に考えているのだとか。たとえば、ナッツやあんこを使用している「メンズ・みるくといろんなものが入ったあんこ」は、中国のお菓子「月餅」をヒントにしたそう。

深い緑色の垂れ幕にあしらわれているロゴは、宇野亜喜良さんによるデザイン。もともとの麻布十番の浪花屋には、宇野亜喜良さんの奥さんが足繁く通っており、その縁からデザインを請け負っていただけたそうです。

店内のレジ横には、ロゴにも使われている女性のイラストが入った長椅子。たい焼きを食べるお客さん用のものです。かき氷を食べる際は、その奥にある客席へ通されます。

内観はシンプルに仕上げられながらも、どこか和を感じる洗練された空間。聞けば、建築家の横溝真琴が手がけたそうです。50年以上前に立てられた木造建築をリノベーションし、全体をモノトーンに仕上げながらも、抹茶色のカウンターがアクセントとなっています。

また、入り口からみて右手には、銀箔をあしらった印象的な壁紙があしらわれています。こちらは店主・安田さんの奥様がチョイスしたもの。縁起の良いひょうたん模様は、和を感じさせつつも、モダンな雰囲気を演出しています。

つくばエクスプレス線浅草駅から徒歩5分。国際通り沿いを歩いて行くと、「浅草浪花屋」があります。

もともとは、いちごのシロップを使用したかき氷から始まったそうですが、いまでは、オープンから閉店まで、ずっと行列の途絶えないお店となった「浅草 浪花家」。今後のビジョンを尋ねたところ、「いっときのブームに踊らされず、浪花家らしさを忘れないようにしたい」とのお答えをいただきました。

昔からあるものの良さを損なわないよう、ほどよく現代のテイストを取り入れ、新しいものを作り出す。それが、東京の下町・浅草で老若男女に愛される秘訣なのかもしれませんね。

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この記事のプレース
浅草浪花家
東京都台東区浅草2-12-4
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